ここ、セントルイスにも公共の交通手段があります。今回は、1990年に開通したメトロリンクの乗り方と安全性について説明してみようと思います。(2014年4月現在)この情報はAbout St. Louisからリンクで飛べるように設定もしてあります。
セントルイスのメトロは危ないのではないかと懸念される方も多いと思いますが、乗り降りする駅をきちんと把握し常に警戒心を持っていれば、必要以上に恐れる事は無いかなと感じています。1990年開通ということで電車や駅自体は新しく、メトロ警察もよく駅構内や電車の中をパトロールしています。ただ安全の国と言われる日本でも事件が起こるように、また日本以外の国で公共機関を使用する時と同じように、自分の身は自分で守るのだという意識はどこの国でも絶対必要です。このサイトの情報も、出来るだけセントルイスに住んでいる方々に取って役に立つようにと掲載していますが、あくまで個人的な意見/リサーチで成り立っていることを前提に行動してください。
実際、私は車を使用出来ないときCentral West Endから5,6駅先のClaytonやRichmond Heightsまでメトロで行って用事を済ませたり、ホッケーの試合を見に行くときは車で行くのが嫌なのでCivic Centerまでメトロを使ったりしています。
ただ、あくまで使用するのは昼間や安全と言われる時間帯です。夜10時以降のメトロ使用に関しては経験が無いので申し上げられませんが、独りやお子様連れでの利用は避けた方が良いでしょう。
まず全体マップです。(2014年4月現在)
ご覧のように、メトロリンクには2つの線があります。Red line とBlue lineです。行き先によってはRed lineとBlue lineを間違えると全く別の方向に行ってしまうので気をつけてください。
特に注意すべきなのは、やはりミズーリとイリノイの境の近辺です。川を超えると危険、というのは既にご存知かと思いますが、その近辺で降車するのはよっぽどの事情がない限り絶対に避けた方が良いでしょう。また、Red lineのDelmar Loop辺り2,3駅も無防備に途中下車するのは避けましょう。
基本料金:
基本料金は片道USD$2.25です。料金は一定です。その他にもDay-Pass (USD$7.5), 2-Hour Pass(USD$3.0), Weekly Pass(USD$25), Monthly Pass(USD$72)とありますので用途によって購入してください。頻繁にメトロを使わない限りパスを購入する必要は無いでしょう。Round Trip Pass(往復チケット)もありますが、特に割引はありません。
子ども料金:
0-4歳までは無料です。5-12歳は片道USD$1.10です。年齢を証明出来るものを提示する必要がある場合もあります。ただ、日中でも小さい子ども連れでメトロに乗っている人はかなり少ない気がします。
乗り方の流れ:
②切符に日付のスタンプを押します。これを忘れると検査で引っかかるので注意!(1-Ride Ticket, 2-Hour Pass, Round-Trip Tickets, Tickets from 10-Ride Ticket Bookletは自分で行う必要あり)
③電車が来たら乗ります。たまに駅内や電車内で係員/警察がチケットを見せろと言ってきますので、その場合は見せましょう。
④目的地に着いたらそのまま降車します。特にチケットを見せる/渡す場所はありません。
プラットホーム:
冬はヒーターが作動します。外気温が華氏45度以下(摂氏7.2度以下)になると作動するようです。ボタンを押すと15分間頭上のヒーターが作動します。時間切れで消えてしまった場合は再びボタンを押すと作動します。
電車内の様子:
座席の向きは一定。方向が変わっても座席は変わりません。進行方向と逆に座ると妙な気分に。 メトロリンクの運転は荒いです。急発進、急停車、カーブも多く、あまり長く乗っていると酔います。
補足:
実はこの乗車券、Single WayでもValidationのスタンプを押していなければ有効期限内であればいつでも使用できます。つまり、乗車券の有効期限は「買った当日のみ」では無いということです。だからこそ乗車していてるのにスタンプを押していないと「無賃乗車」と見られてしまうのです。有効期限ははっきりと記憶していませんが半年位は持った気がします。